【看護師歴30年の師長がおすすめ】夜勤初心者がするべきこと5選

仕事術

こんにちは aruruです。

今回は、夜勤に初めて入るけどちゃんとできるかな~なんとか、夜勤をしているけどいつも不安・・などの悩みをもつ夜勤初心者の方へ、看護師歴30年の師長が夜勤に入る前にするべきことことをお伝えします。

新人ナースは、基礎看護技術項目のチェック、日勤の働き具合、メンタルの状態など、いろいろな側面から評価され、夜勤での勤務が始まると思います。

まず、夜勤に入るということは、ナースとして認められた!と一歩前進したことを自分で自分を褒めてあげてください。

それでもやっぱり不安ですよね。そこで、この記事では、「夜勤に入る前にするべきこと5選」と題しました。最後まで読んでいただけるときっと、夜勤に入る前の不安が軽減できると思います

「夜勤に入るまで」とされている基礎看護技術項目をクリアしておく

厚生労働省が改定した新人看護職員研修ガイドラインでは、「技術的側面:看護技術についての到達目標」があります。病院で勤務をしているナースの皆さんは、このガイドラインを元に各施設で基礎看護技術の評価をされているのではないでしょうか。

新人看護職員研修ガイドライン改訂版について
新人看護職員研修ガイドライン改訂版についてについて紹介しています。

この評価が「夜勤ができる」と判断する基準になっているかもしれません。基礎看護技術がどこまでできるか評価していません。という方も心配ありません。この評価表は厚生労働省のホームページからダウンロードできます。

夜勤に入るまでに、自分はどこまで技術を習得しているか、先輩にも知っておいてもらいましょう

 夜勤は少ないスタッフで勤務をします。新人ナースは、「指導のもとできる」が到達目標になっていると思いますが、急変時の対応など患者さんの安全確保の上で最低限身につけておくべき技術は、しっかり身につけておきましょうね。

患者さんの生活パターンを把握しておく

日勤で接する患者さんと、夜勤で接する患者さんは人格が違うといっても過言ではありません。

特に高齢の患者さんは、認知機能の低下により、夜間に譫妄を起こす方がいます。先輩の申し送りでは聞いていても実際、勤務をしてみると「こんなに大変なんだ~!!」と実感すると思います。

夜勤をするときには1時間以上前に出勤し、情報収集するスタッフもいました。

患者さんの情報収集をするのは大切だと思いますが、日頃から患者さんの24時間の行動を把握することができていれば、「いつもと変わったこと」をポイントに押さえて情報収集ができると思います。

夜勤前に時間をかけて情報収集するよりも、日々患者さんの生活パターンを把握し、看護することを心がけていれば安心です。

夜勤の業務内容を把握しておく

各部署には、勤務帯ごとに業務内容を示したものがあると思います。まず、これをもとにオリエンテーションをしてもらいましょう。

オリエンテーションを受けるときには、不安なことは何か、具体的に伝えて解決しておきましょう。

おすすめする方法として、イメージトレーニングがあります。「こんなことがあったらどうする?」 と夜勤を想定してシミュレーションをしておきましょう。

自分の頭の中でシミュレーションをすることで自分のできないこと、わからないことが明確になって先輩に具体的な質問ができる思います。

実際勤務が始まると、忙しくて先輩ナースがつかまらない。聞きたくても聞く暇がない。ということもあるかもしれません。そんなときは、患者さんの安全を最優先に考えてください。

夜勤の業務内容を把握し、「今しなければならないこと」「勤務中でいつしてもいいこと」がわかっていると安心です

一緒に夜勤をする先輩と仲良くなっておく

夜勤初心者が一緒に夜勤を組む先輩は、いわゆる「できる先輩」だと思います。

2交代勤務や3交代勤務など、施設によって働き方は違いますが、夜勤の勤務中に頼りになるのは、一緒に組む「できる先輩」です。

そんな「できる先輩」でも、優しく声をかけてくれる先輩・ピリピリして話しかけづらい先輩・仕事ができすぎてあっという間に終わっちゃってる先輩など、様々ですよね。

そこで、夜勤に入るまでには、「できる先輩」と仲良くなっておきましょう。

仲良くといっても一緒に飲みに行くとか、そういうレベルではありません。聞きたいことを聞ける間柄になっておきましょうということです。

私も新人ナースの頃、とても怖くて話しかけづらい先輩と一緒に夜勤をするのが、苦痛だったときがありました。

話ができないほど忙しいときはまだいいのですが、落ち着いていて一緒に休憩するときには、何を話していいのか緊張していた記憶があります。(後々、とても信頼し合うことができる間柄になりましたが😀)

一緒に勤務をする先輩といい関係が築けていれば安心です。むしろ鬼に金棒です!!

体調管理をしておく

体調管理をすることはいうまでもありません。

体調不良で欠勤をするときには、夜勤の場合、違うスタッフが勤務をすることになります。

急遽勤務交代をすることは日勤以上に大変なのです。なので夜勤を欠勤することがないように体調管理をしっかりしておきましょう。

夜勤初心者は、自分の生活ペースがつかみきれずに睡眠不足になりがちです。睡眠不足はパフォーマンスの低下にもつながります。

自分にとって、どのような生活パターンが楽に過ごすことができるか、つかんでくださいね。

看護師暦30年の看護師長が」オススメする安眠グッズをまとめた記事がありますのでぜひ参考にしてください!

看護師長の立場から

看護師長の業務の一つに勤務表作成があります。

勤務表を作成するときには、看護師配置数、就業規則、スタッフのワークライフバランス、曜日による業務の偏り、安全に業務ができるスタッフ配置など、多くのことをクリアしなければなりません。

今時は勤務表作成システムもありますが、IT技術を持ってしても100%完璧な勤務表を作ることはできません。

日々看護師長はベストな勤務表を作るよう頑張っていると思います。ベストな勤務表はできても、パーフェクトな勤務表はできないということを知っておいてください。

そのような状況の中、新人ナースの皆さんに「夜勤をしてもらう」という選択をしてもらえたことに対し、自信を持ってください。あなたなら、安全に勤務ができると認めてもらえた。ということです。

以上!夜勤初心者がするべきこと5選をまとめました。

1.「夜勤に入るまで」とされている基礎看護技術項目をクリアしておく

2.患者さんの生活パターンを把握しておく

3. 夜勤の業務内容を把握しておく

4.一緒に夜勤をする先輩と仲良くなっておく

5.体調管理をしておく

これを読んで皆さんの不安が少しでも軽減できればうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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