【勤務表作成する師長の攻略法】

仕事術

こんにちはアルルです。

私の病院では、勤務表ってナースにとって一番のベストセラーだと言われています。😀

勤務表で生活リズムや予定が変わってくるので当たり前の話ですよね。

一緒に勤務をする人や、申し送りをする相手によって、メンタルや、体力を奪われる・・・なんてこともあると思います😢

そんなベストセラーである勤務表を作っているのは、部署の師長さんではありませんか?

勤務表の出来、不出来で師長の評価が変わると言っても過言ではありません。

そこで、あなたの生活が少しでも楽になるように、勤務表を作る師長攻略法を伝授したいと思います。

シフトのルールを知っておこう!

24時間365日、適正な医療を施すためには一定水準以上の人員を確保する必要があります。

医療法では、病院及び療養病床を有する診療所において有するべき人員の「標準」が決められています。

まず、あなたの働いている施設の人員配置の基準を知っておきましょう。シフトを作成する際は、その基準を必ずクリアしなければならないため、師長さんは苦労してシフト表を作っているはずです。

そのため、「休み希望は○人まで」とか、公平性を保つために「休みの希望は○回まで」とお願いしてると思います。

そこで代表的なシフトパターンを紹介します。

3交代制のシフト

日勤・準夜勤・深夜勤に分かれています。勤務時間の例は以下のとおりです。

日勤:8:00~16:45

準夜勤:16:00~翌日0:45

深夜勤:0:00~8:45

3交代制は日勤・準夜勤・夜勤を組み合わせ、1日の勤務時間を8時間以内となるよう3等分したシフトです。

2交代制と比べて勤務時間が短くなる傾向があり、看護師の数が多ければ働きやすいシフトと言えます。

希望に合う時間帯で働きやすい傾向がある一方、シフトの組み方によっては休みが取りづらいと感じるかもしれません。

2交代制のシフト

日勤と夜勤に分かれています。勤務時間の例は以下のとおりです。

日勤:8:00~20:30

夜勤:20:00~8:30

や、

日勤:8:00~17:00

夜勤:16:00~翌日9:00

など、勤務時間を日勤と夜勤で均等に時間を分けるパターンや、夜勤を2時間の仮眠がとれる休憩時間を含めた16時間にするパターンがあります。

2交代制は、夜勤明けの休みがしっかり取れること、スケジュール管理がしやすいことなどがメリットとして挙げられます。

しかし、二交代制では夜勤を担当する看護師の負担が大きくなったり、子育てや介護などがあり夜間に働けない看護師が多い場合には、シフトをうまく回すことができません。

勤務表作成の苦労を共有しよう!

勤務表を作るには様々なルールがあります。

勤務表を作るのに何日もかけている師長さんはいませんか?

その師長さんは、決められたルールの中でみなさんが働きやすい、公平性のあるものを作ろうと苦労しているはずです。

ルールを知り、自分の生活しやすい勤務希望を伝えることで師長さんを味方につけましょう。

そこで、師長が勤務表を作るときのルールの例を紹介します。

  • それぞれの勤務帯での人員確保をする(基準を満たす人員配置)
  • しっかり休養が取れるように調整する(勤務間インターバルを守る)
  • 就業規則で規定された所定労働時間を守る(労働基準法に対応した勤務時間と休日)
  • 勤務者の組み合わせ要件を考える(安全を配慮した調整)
  • 一人ひとりの勤務パターンへの対応(ワークライフバランスを考えた柔軟な勤務パターン)
  • 不公平感でモチベーションを低下させない(公平性を考えた勤務表作成)

このようなルールの中、休みを希望する人たちが多いと「みんなの希望をきいてあげたいけど、勤務表を作れない!」となげいている姿をみたことがありませんか?

そこで、「ここは休みじゃなくて、夜勤明けでもかまいません」とか、「この日は夜勤をしてもいいですよ」なんて言われると、師長にとっては神様のように感じます!

勤務表は、働くナースみなさんのものです。

師長の苦労を共有し、「いつも大変ですね」なんてねぎらいの言葉をかけると、きっと師長を味方につけることができるでしょう。

自分のライフプランやスタイルを伝えておこう

24時間365日働く人が必要な医療現場だからこそ、一人ひとりのライフスタイルにあった柔軟な勤務が必要だと思います。

私は、日頃から親の介護をしている人、子育て真っ最中の人など、困っていることがないか、声をかけるようにしています。

デイサービスを利用しながら親御さんと同居している人には、介護休暇の取り方を説明しますし、就学前の子供を育てている人には、子の看護休暇の取り方を説明します。

それ以外の人にも公平に有給休暇が消化できるように調整もしていますし、正当な理由があるときには遅刻や早退も承認しています。

退職する人には、希望があれば、有給休暇40日すべて消化してもらいました。とはいえ、3月にすべて消化するとなると残ったスタッフにしわ寄せが来るので、半年間かけて計画的に有給休暇を取ってもらうように交渉はしましたが😀

このように師長さんに自分自身のライフプランやライフスタイルを知ってもらい、味方につけてくださいね!

そこで、私が参考にしているガイドラインを紹介します。

日本看護協会は、「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を作成し、夜勤・交代制勤務が抱える課題負担を軽減するための組織・個人における対策の提案夜勤・交代制勤務に関連する規定や法令についてなどをコンパクトにまとめてくれています。

「看護現場の夜勤・交代制勤務のマネジメントを支援するツールとして、また一人ひとりが健康に働き続けるための参考としてご活用ください。」とあり、勤務表作成をする師長にとって、知っておくべきガイドラインだと思っています。

看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン全体版[PDF3.9MB]

まとめ

・自分の施設のシフトのルールを知っておこう

・勤務表はみんなのもの!勤務表作成の苦労も共有しよう

・師長に自分のライフプランやスタイルを伝えておこう

師長の中でも、勤務表の作り方は人それぞれです。勤務表作成ツールを使って作る人もいますし、一つ一つ手で入力して作っている人もいます。

勤務表を作るのに「大事にしていること」もちがうと思います。

「あの師長さんは勤務表作るの上手!うちの師長さんは下手なのよね~」など私もスタッフの時は言っていました😀

今思えば、勤務表を作る苦労も知らずに好き勝手言ってたな~と思います(笑)

ぜひ、勤務表を作成している師長を味方につけて、よりよい生活を送ってください!

以上!

【勤務表作成する師長の攻略法】でした。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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