【文章力が身につく本】できる人は文章も上手い!

仕事術

ナースのみなさんは、文章を書く機会が多いですよね。

看護研究・レポート・会議録などなど、カルテの看護記録以外でも文章で表現しないといけない場面があります。

しかし、文章についてしっかり勉強をしていないから苦労していることありませんか?

私も、復命書や会議録など部長に提出する書類を添削されたとき、人に伝わる文章にするのは、難しいな~と思います。

文章力を上げるべく買ったこの本を読み返すと、ますますみなさんに活用してほしい!と思ったので紹介します。

伝わる!文章力が身につく本 できる人は文章も上手い!
小笠原信之(ジャーナリスト) | 2011年02月発売

「一生懸命に書いているのに、伝わらない」「文章がどうもしっくりこない」と思ったときの対処法を、80のコツでまとめてくれています。

そこで、この本の活用方法をお伝えしますので参考にしてください✨

著者 小笠原信之さんについて

ジャーナリストとして文章を書く仕事をするかたわら、文章講座や日本語学校、予備校、大学の講師として、学生、一般人、ビジネスマン、ライターや編集者を志望する人、プロのライター、さらに外国人らたちに日本語の文章を指導してきたそうです。

文章のプロとして経験したエッセンスを伝えてくれています!

第1章 文の土台を固めよう

  • 正確に伝える
  • あいまいさをなくす
  • スッキリさせる
  • 言葉のレベルをそろえる
  • 構文を意識する

について26のポイントを教えてくれています。

「読点を感覚で打たない」では、ルールを知って誤読を防ぐということが書かれています。

みなさんも、感覚で「、」を乱発していませんか?実際、文章の最後は「。」にするというのは学校で習いますが「、」の打ち方は、詳しく習っていないと思います。

この第1章では、「読点の打ち方・基本ルール」を具体的に学ぶことができます。

第2章 内容を豊かにしよう

  • 文に変化をつける
  • ステレオタイプ表現に注意する
  • 表現を引き締める
  • 文を柔らかくする
  • 文に動きを出す
  • 文にひと味加える
  • 品を良くする
  • インパクトを強める
  • 読み手を説得する

について28のポイントを教えてくれています。

「無駄を徹底的に削る」では、表現の引き締め方の具体例が書かれています。

ていねいに文章を書こうとすると、説明がくどくなり、同じ言葉を繰り返すために、かえって読みにくい文章になっていませんか?

大胆に削るほど伝えたい内容がはっきりします!ここでは、無駄の追放について5つのポイントが書かれていますので参考にしてください。

第3章 語法を意識しよう

  • 主語
  • 助詞
  • 助動詞
  • 副詞
  • 述語・述部

について12のポイントを教えてくれています。

わかりやすい文章を書くには、正しい語法を使うことが必要です。

「セットで覚える名詞と動詞」では、名詞と動詞の組み合わせを上手に使う方法が書かれています。

異議をはさむ・贅を尽くす・時間を割くなど、当たり前だと思う組み合わせかもしれませんが、なるほど~。と思う組み合わせをまとめてくれているページがありますので、ぜひ参考にしてみてください!

第4章 組み立てのノウハウを知ろう

この章では、文章の組み立てについて13のポイントを教えてくれています。

「論文・小論文は序論⇒本論⇒結論の流れに」では、論理的な文章を書くには、3段階構成を用いることが必要であるということが書かれています。

各種レポートなどは、3段階構成を使うと論理的な文章にまとめることができます。

序論では、具体的な論点を示し、本論では、論点だけをしっかり考察し、結論を導き出す。という方法を学ぶことができます。

みなさんも、看護研究など論理的な文章を書くときに役立ててください。

文章力の養成方法

  1. 題材を見つける発想力
  2. 素材を集める取材力
  3. 素材を適所に置いて話を組み立てる構成力
  4. 豊かな語らい・表現力
  5. 読み手を説得する力

この5点が文章力の構成要素であり、この総合が文章力であるといわれています。

各要素の養成方法は

  1. 発想力は、広い社会的関心が大事で、社会にヒントがある
  2. 取材力は、何事もめんどくさがらない積極性がカギ
  3. 構成力は、物事に優先順位をつける訓練が役に立つ
  4. 語らい・表現力は、優れた文章を多く読むことで養われる
  5. 説得力は、根拠付けの力をつけるためにディベートで養成できる

この5点です。是非、養成方法を実践し、文章力を高めて行きましょうね!

まとめ

この本を手に取った目的は、「人に伝わる文章を上手に書きたい」という思いからでした。

今は、仕事がら、人の書いた文章を添削したり、されたりします。文章を読んでいると、なんだかしっくりこない、言いたいことはなんとなくわかるけど回りくどいな~。と感じることがあります。

問題箇所はわかっても、その理由を上手く説明できなかったり、直すことができないとき、この本が活躍します!

「できる人は文章も上手い」というサブテーマに近づけるよう、参考にしてみてください!

以上!

【文章力が身につく本】の紹介でした。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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